市冷協、6月にプレゼントキャンペーン

齊藤顕範会長(左から2人目)

齊藤顕範会長(左から2人目)

 市販冷凍食品の主要卸・メーカーでつくる首都圏市販冷食連絡協議会(市冷協)は15日、6月から2ヵ月にわたって「毎日おいしい!冷凍食品」キャンペーンを実施すると発表した。

 今回からキャンペーン期間限定で特別サイトを開設し、会員各社のおすすめアレンジレシピなどさまざまな情報ページにアクセスできるようにして、冷食の魅力を消費者にアピールしていく。

 同キャンペーン期間は6月1日~7月31日まで。1都6県の量販店3000店に参画を求める。対象商品のバーコードを応募はがきに添付してアンケートに答えて応募する。調理家電などが当たる6枚応募と冷食詰め合わせなどが当たる3枚応募の2パターンを用意しており、抽選で計150人に景品が当たる。また、ヘビーユーザー向けDMも3000枚分を配布する予定。

 特別サイトでは、会員各社のホームページ上の情報に飛べるリンクを貼るほか、市冷協が独自にセレクトした各社の冷食アレンジレシピサイトや、オンライン工場見学などの情報サイトにもアクセスできるようにして、キャンペーンを盛り上げていく。

 齊藤顕範会長(国分フードクリエイト首都圏支社長)は冷食市場について、「従来の油調から電子レンジ品が浸透し、お湯を使った湯煎品も販売されるなど調理法は広がりを見せている。品揃えもミールキットなどが出現し多様化が進んでいる」との認識を示し、同キャンペーンを通じてさらなる普及拡大を図っていきたい考えを示した。

 調査会社による首都圏市販用冷食の動向を見ると、直近3月は前年比6.1%減で推移。これは昨年コロナ禍の真っただ中の特需があった反動減とみられる。カテゴリー別では夕食惣菜が同5.6%増と唯一好調で、特に肉類の揚げ物の伸びが著しい。(藤村顕太朗)

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