市冷協、来月から消費者キャンペーン 冷凍庫をプレゼント

齊藤顕範会長

齊藤顕範会長

 市販冷凍食品の主要卸・メーカーでつくる首都圏市販冷食連絡協議会(市冷協)は18日、6月1日~7月31日に消費者向け「毎日おいしい!冷凍食品」キャンペーンを実施すると発表した。今回、大型景品として冷凍庫を新設。内食需要拡大に伴うセカンドフリーザーのニーズに応える。

 キャンペーンの当選人数は200人。はがきのみで応募を受け付ける。1都6県の量販店3200店を中心に参画を求める。はがきは60万枚を用意しており、うち1万5000枚をDM、ヘビーユーザー向けにも3000枚分を配布する予定。今回から14枚応募で上開き冷凍庫(100L)が当たる大型景品を新たに用意し、応募者の増加を喚起する。また、今年は10月にも1ヵ月間消費者キャンペーンを実施する予定だ。

 調査会社によると、首都圏市販用冷食市場は3月が前年比8.2%増、4月が同0.7%増と推移。特に4月については、昨年同期に発出された緊急事態宣言などに伴う需要増の反動減が影響している。また、総務省家計調査では3月の調理冷食支出(2人以上世帯)が月835円と前年比44円増。「3月の段階ではメーカーの値上げが反映されていないので、実力値としては上がったことが見て取れる。エスニックやデザートなど定番以外の商品が底上げに寄与したのではないか。今川焼、パンケーキ、ミニドッグなど甘味系スナックのほか、ハンバーグや唐揚げなど弁当系も復調してきている。メーカーも増えて、朝食から夕食まで冷食でまかなえるほど品揃えが豊富になっているし、売場も拡大している」(齊藤顕範会長)と分析している。(藤村顕太朗)

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