第12回日本時間栄養学会学術大会では多くの成果が披露された
空前のプロテインブームを背景に、従来の栄養学に食べるタイミングを考慮した「時間栄養学」に脚光が集まっている。近年の研究で、夕食より朝食を多めに摂取した方がインスリン感受性が高く、特に朝食にタンパク質を取り入れると食後高血糖抑制などの未病対策につながることが分かってきたためだ。食品メーカーも朝に着目した臨床試験でさまざまな健康効果を示しており、朝食の重要性がますます高まっている。
時間栄養学は、体内に存在する時計遺伝子に着目し、食事の時間が健康に及ぼ