左から藤岡章子龍谷大学教授、篠畑雄介篠畑農園代表、宮田謙カネカサンスパイス常務取締役
●産学連携で次世代へつなぐ
【関西】国内生産量が激減する日本古来の香辛料「山椒」の原料安定確保、持続可能な生産体制、さらには次世代での食シーン活用に向け、カネカサンスパイスを軸とする産学連携が進んでいる。同社は世界各地のスパイスの安全・安心、安定的な国内流通に貢献してきたが、国産サンショウの大減産に危機感を抱き、2022年から和歌山県で若手生産農家の支援活動を始動。25年からは龍谷大学の学生を同活動に迎え、生産・消費の両面からサンショウの未来、持続