未来への羅針盤 食が紡ぐ共生社会:カネカサンスパイス 危機的状況にある国産サンショウ

農産加工 ニュース 2024.12.02 12862号 02面
左から藤岡章子龍谷大学教授、篠畑雄介篠畑農園代表、宮田謙カネカサンスパイス常務取締役

左から藤岡章子龍谷大学教授、篠畑雄介篠畑農園代表、宮田謙カネカサンスパイス常務取締役

和歌山県有田川のぶどう山椒

和歌山県有田川のぶどう山椒

 ●産学連携で次世代へつなぐ
 【関西】国内生産量が激減する日本古来の香辛料「山椒」の原料安定確保、持続可能な生産体制、さらには次世代での食シーン活用に向け、カネカサンスパイスを軸とする産学連携が進んでいる。同社は世界各地のスパイスの安全・安心、安定的な国内流通に貢献してきたが、国産サンショウの大減産に危機感を抱き、2022年から和歌山県で若手生産農家の支援活動を始動。25年からは龍谷大学の学生を同活動に迎え、生産・消費の両面からサンショウの未来、持続

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