山本直樹著『これからの株式公開と内部統制』日本出版制作センター刊

ニュース 総合 2008.03.19 9964号 06面

 内部統制というと管理面だけが強くなる印象をお持ちの方が多いかもしれない。実際に書店で多くみられる内部統制の本は、会社法・金融商品取引法の確認書や報告書についての内容が多い。しかし、内部統制自体は、単なる管理手法ではなく、企業が社会的責任を果たすことであり、企業価値を高めるための経営そのものである。金融庁が、「内部統制報告制度に関する11の誤解」というものを発表したように、まだまだ日本の企業には内部統制について根本的な理解がされていないようだ。本書は管理面だけではなくコンプラ

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