伊藤園「茶殻リサイクルシステム」、日本清涼飲料研究会賞受賞
伊藤園の茶殻を工業製品などにアップサイクルする「茶殻リサイクルシステム」の研究結果が、8日に行われた日本清涼飲料研究会で「日本清涼飲料研究会賞」を受賞した。
同社では国内の飲料製造工場を通じて年間数万tの茶殻を排出している。23年度の排出量は約5万6600t。茶殻の多くは飼料や堆肥としてリサイクルしているが、国内の農地面積の減少を背景に将来的に茶殻を有効利用する機会が減る可能性を見込む。そこで近隣農地が減少している国内の三つの工場をモデル工場とし、