胃心伝真=為替の安定化を
10月は食品・飲料の値上げラッシュ再来となった。一時1ドル=160円を超える円暴落となったことが背景だ。すでに数度の値上げを繰り返してきたカテゴリーでは苦肉の策として、容量減などの規格変更や建値のみの引き上げもあり、隠れた値上げも含めると件数はさらに増えるだろう▼ところが、取引先との値上げ交渉を終えたころに襲ったのが“植田ショック”だ。株価暴落を呼ぶ急激な円高転換が引き起こされ、140円台まで急騰したから大変だ。某メーカーはバイヤーから「値上げでなく値下げを」などと嫌みを言