胃心伝真=恋しい「しょっぺえ塩ザケ」

総合 コラム 2024.06.10 12769号 01面

 今年発表の家計調査で、新潟市の塩ザケ購入額が前回に引き続き全国1位だった▼新潟といえば、枝豆を含むさや豆の圧倒的な購入額は少しずつ認知されてきたが、全国平均の倍以上の塩ザケは意外に認知されていない▼SMの鮮魚売場を見れば一目瞭然。塩ザケ・塩マスの売場はどこも広い。兵庫県から嫁いできた妻も、初めて地元SMを訪れた時に「なんでこんなに売場が赤いの?」と困惑していた。消費者の魚離れが叫ばれて久しいが、当地において塩ザケは焼き魚とは別腹といった具合である。若い世代は違うのかもしれな

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