胃心伝真=萎凋茶
数年前から「萎凋(いちょう)茶」が注目されている。萎凋とは収穫した茶葉を風通しの良い場所に放置して、わずかに萎(しお)れさせること。この茶葉でできたのが萎凋茶で、花香(はなか)と呼ばれる香りが特徴だ▼かつて茶葉の収穫から製茶までの間に時間的なずれが生じていた時代、製茶待ちの間に茶葉が萎れて萎凋香が発生してしまうことがあった。このため品評会でも評価が低く、どちらかというと萎凋香はあまり歓迎されない香りだった▼この萎凋香を受け入れたのがこれまで緑茶とあまり縁がなかった20代、3
関連ワード:
胃心伝真