『ウェルネストレンド白書』から読み解くマーケティング成功のヒントとは

「ウェルネストレンド白書Vol.2」

「ウェルネストレンド白書Vol.2」

ウェルネス総合研究所は3日、Webセミナー「ウェルネストレンド白書Vol.2発刊記念 ~7つの健康セグメントから紐解くマーケティング成功のヒント~」を開催した。セミナーでは白書の監修者・グローバルニュートリショングループ代表取締役の武田猛氏とウェルネス総合研究所の主席アナリストの白井俊行氏、青木健氏が講演し、同白書の調査結果の一部を紹介しながら、現代の生活者の健康志向の特性や、これからのマーケティングに必要な観点・シナリオについて考察を披露した。性年代別の健康に対する関心度をセグメントごとに示し、ウェルビーイングに対する考え方として日本では「オフ」が主流だが、欧米では脂質やタンパク質を「オン」するケトジェニックダイエットが台頭していることなどを紹介した。脳腸皮膚相関から「老化は病気」ととらえ、「課題と解決」を分かりやすく伝えれば「新しい健康価値観」が浸透していくとしている。これに基づく「健康行動」創出と浸透に向けた取組みが求められると想定している。

同白書はVol.1同様ウェルネス領域における生活者の実態、意識、今後の動向の把握と、今後のウェルネス市場のトレンド予測、企業・団体の事業構造・マーケティング支援を目標とし、2月21~24日にインターネット調査を実施して分析した。日本国内在住の20~79歳の4633件の有効回答を得て、人口構成比に合わせ補正した。健康維持、体力増進など47種のヘルスベネフィット、ビタミンC、コラーゲンなど54種の素材・成分から16因子を得て、「健康ストイック層(8.8%)」「健康コンシャス層(8.0%)」「コツコツ健康層(18.6%)」「ラクして健康層(19.9%)」「まだ大丈夫層(24.5%)」「トレーニング大好き層(6.6%)」「健康無関心層(13.7%)」の7つのセグメントに分類、大丈夫層と無関心層を合わせた4割ほどが健康にあまり意識がないと位置づけている。

分類方法やベネフィットの回答選択肢はVol.1と同じだが、Vol.2の回答者は事前調査、Vol.1とも重複していない。3大栄養素と食成分の摂取意向について2では追加聴取した。

各セグメントごとに、三大栄養素「タンパク質」「脂質」「糖質」の志向性を分析し、海外の「ウェイトウェルネス」と比較・考察した。欧米では「ローファット」から「ハイファット」へとトレンドがシフトし、よりナチュラルな素材をオンする傾向にあるという。「ローファット」が主流の日本の三大栄養素の摂取意向によれば、健康セグメント間での違いは顕著で、三大栄養素のバランス食事法を提案するには、価値観や共感ポイントの異なる健康セグメントを意識したターゲティングやコミュニケーションが有効だとしている。

また健康とウェルビーイングの観点から、「トレンドワード」「健康生活度と幸福度の相関関係」についても分析している。トレンドワードでは「発酵食品」「雑穀食・雑穀米・雑穀シリアル」「腸活」が認知率の上位を占め、複数のトレンドに後押しされているが、コロナ禍で「ムードフード」「マインドフルネス」「ウェルビーイング」といったトレンドワードの認知率が上昇傾向にあり、今後コロナの状況が変化するにつれ、健康意識やヘルスベネフィットは一層変化していくと見ている。「ムードフード」「脳腸相関」など、比較的新しい概念についての認知率が他の健康セグメントより高い「トレーニング大好き層」は20~30代が6割を占め、新しいウェルネストレンドのアーリーアダプターの特性を備えているという。

どのような生活者にどのような情報提供をしていくことが知識の提供になるか考えればマーケティング成功の第一歩だという。

白書は本編とデータ編で構成され、約250ページ、カラー、PDF形式、価格は税別一式25万円

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