東南アジア、広がる即席麺需要 生産・輸出拡大も
新型コロナウイルスの感染が広がる東南アジアで、巣ごもり生活を背景とした即席麺の需要と生産・輸出の拡大が続いている。2020年は国内だけでも2桁を超える高い需要の伸びとなり、世界市場もそれに続く広がりとなった。東南アジアは伝統的に即席麺の大消費地として知られており、食品メーカーの生産拠点も集積されている。産業の低迷が続く中、市場回復の起爆剤になればと期待が注がれている。
世界ラーメン協会(本部=大阪府)の推計によると、昨年の世界の即席麺需要は1165.6億食。19年から約9.