いりぬか特集:ビタミン豊富なぬか漬け 江戸時代には脚気予防にも

漬物・佃煮 特集 2015.03.23 11156号 06面

 ぬか漬けは日本を代表する漬物の一つだ。現在の形のぬか漬けができたのは、江戸時代初期といわれている。もともとは奈良時代に須須保利(すずほり)という臼で挽いた穀類と大豆を使った漬物があったそうだ。江戸時代以降から白米を食べるようになり、玄米を精米する際に出る米ぬかをこの穀類と大豆の代わりに使い野菜などを漬けたのがぬか漬けの始まりだ。  江戸時代より前は玄米を食べていたが、玄米は固くて粘りに欠け食感が良くなく消化しづらいため、そのまま食べるにはあまり適して

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