ニューノーマル食品界どう挑む:ヤオコー・川野澄人社長 囲い込み策強化
川野澄人社長
アイスにEDLPを導入するなど上期から価格対応を進めた
ヤオコーの川野澄人社長は、下期の環境について「考えていたより相当に厳しくなりそうだ」と警戒する。理由として内食に偏っていた消費行動に変化が見られることや、節約意識の高まりを挙げる。計画的な粗利率のコントロールや店舗特性に合わせた販促施策で価格対応を強める一方、投資をかけて生産性の向上を進める。また、商品・売場のブラッシュアップを継続して「来期にかけても売上げにつながる手だてに集中」(川野社長)し、商圏シェアの向上を目指す。(宮川耕平)