大塚製薬、「ポカリスエット」ラベルレス2品投入

飲料 ニュース 2021.01.25 12175号 04面

 大塚製薬は、持続可能な社会の実現に向け、18日から「ポカリスエット」=写真(上)=と「ポカリスエット イオンウォーター」=同(下)=の“ラベルレス”PETボトル製品(各300ml)を通信販売チャネルで発売している。同品は24本単位のケース販売専売品となり、同社公式通販サイト「オオツカ・プラスワン」や一部通信販売サイトで取り扱う。

 同社は19年10月に「ポカリスエット イオンウォーター ラベルレスボトル300ml」で“ラベルレス製品”のテスト販売を行った際にユーザーから「ラベルを剥がす手間が省け、環境にも優しい」などの声が寄せられたという。ラベルを無くすことで環境負荷の低減とともに生活者のリサイクル行動の簡便化に関しても一定の評価が得られ、ラベルレスボトルに対する需要を確認できたことから新たに「ポカリスエット」を加え通年販売を開始した。

 大塚グループは20年に、持続可能な社会の実現を目指し、PETボトルを中心とした取組みに関する「大塚グループ プラスチックステートメント」(https://www.otsuka.com/jp/csr/environment/plastic.html)を制定。同ステートメントは、生活者へ全製品を対象に、50年までに持続可能な社会に対応した容器包装の使用を目指し、化石資源由来プラスチックゼロなどの目標を掲げている。

 近年、環境負荷軽減や生活者のリサイクルへの手間軽減を目的に、アサヒ飲料やコカ・コーラシステム、サントリー食品インターナショナル、伊藤園など飲料メーカー各社から「ラベルレスボトル」製品投入が続く。コロナ禍で通販チャネルで商品をケース単位で購入するユーザーも増えており、サステナブルな社会を目指し、今後もこの取組みが進むと予想される。(本吉卓也)

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