大塚食品、「デニーズ」「社員食堂」へゼロミート拡大

農産加工 ニュース 2021.09.17 12294号 02面

 大塚食品は、スターゼン社と共同開発した「業務用ゼロミート」の市場拡大に取り組む。7日からは、セブン&アイ・フードシステムズが運営するファミリーレストラン「デニーズ」137店舗で「業務用ゼロミートハンバーグ 生タイプ」を使用した第2弾秋メニュー「ゼロミートハンバーグと秋野菜のパワーサラダ」=写真=の提供を開始した。約2ヵ月の販売期間となり、なくなり次第終了となる。家庭用に加え、業務用「ゼロミート」の展開強化によって大豆ミートと消費者の接点拡大を図る。

 同メニューには、同社とスターゼン社、セブン&アイ・フードシステムズ3社が共同開発した店舗でおいしく、ふっくら焼き上げることができ、肉のようにおいしく大豆をとることができるデニーズ専用の「業務用ゼロミートハンバーグ 生タイプ」を使用している。秋野菜やキノコなどとバランスよく組み合わせた、ヘルシーながらも満足できるメニューとして提案する。

 「デニーズ」では第1弾夏メニューとして、「ゼロミートハンバーグと夏野菜のパワーサラダ」を5月25日から21店舗で販売し、好評を得ており、その第2弾秋メニューとなる。

 なお、同社が6日に発行したメディア向け広報ツール「News&Topics VOL.2」によると、デニーズなどの外食産業での「業務用ゼロミート」の採用が拡大していると伝えている。

 同ツールによると、8月17日には、全国23ヵ所のHonda社員食堂で、業務用ゼロミートを使用した「ゼロミートハンバーグ トマトソース」が提供されたという。同社員食堂では、月1回の「健康Day」に、健康に配慮したメニューを展開しており、「ゼロミート」はこの「健康Day」の定食メニューとして今回初めて採用されるなど、「業務用ゼロミート」の展開強化が進むと伝えている。

 同社は「今後も家庭用製品に加えて、業務用としてお弁当・惣菜、外食など順次市場を拡大し、プラントベース(大豆)製品を通じてさまざまな社会課題の解決に向けて貢献していく」としている。(本吉卓也)

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