丸美屋食品工業、ディスプレイ大賞に宮城・菅運スーパーじゃんボなど2店
丸美屋食品工業は6日、今春行った「春のディスプレイコンテスト」の最終選考会と「春のふりかけキャンペーン」の抽選会を開催した。コンテストAコース(30ケース以上)の大賞には宮城県の菅運スーパーじゃんボと長崎県のスエオカフルノストアーラピタ店が選出された。キャンペーンでは前年を上回る約160万3000通の応募が寄せられ、当選者には現金50万円や家電セット、オリジナルフライパンセットなどが贈られる。
今年20回目を迎えたディスプレイコンテストは、全国の小売店・量販店を対象に発注ケースに応じた2コースを設定。さらに「20周年記念賞」と「すきやき50周年アピール賞」など特別賞も用意した。参加店数は3.5%増の3850店(写真参加店は4.2%増の750店)、売上げケース数は0.8%増の9万2100ケースとなり、過去最高記録を更新した。エリア別では札幌・横浜・鹿児島などで参加店が大きく増加した。
Aコース大賞の最高得点となった宮城・菅運スーパーじゃんボは、「すきやき」を中心に同社製品を楽しく、にぎやかに展示。ボリューム面や展示の見やすさなど、オリジナリティーあふれる展示内容で、昨年に続いて最高得点での大賞となった。また長崎・スエオカフルノストアーラピタ店は「丸美屋ファーム」と題した独自の楽しい世界観で売場を演出、手作りPOPなどを効果的に生かし、売場を活気づける展示内容となった。
ディスプレイコンテストは(1)売場のボリューム感(2)オリジナリティー(3)買いやすさ–の3点を審査基準に業界関係者による公正な投票形式で審査。大陳ならではの楽しい売場づくりが多く寄せられ、Bコース(30ケース以下)では兵庫県の津名ショッピングセンタースーパーマーケットキンキ東浦店と長崎県の伊万里玉屋長崎マルタマの2店が選ばれた。
「春のふりかけキャンペーン」は、「のりたま」キャラクターの「ピヨちゃん」「コッコちゃん」の調理器具セットなどが当たるクローズド懸賞と現金50万円や家電セットなどを景品にしたオープンの2コースを実施。クローズド方式の応募数は3%増の43万3000通、オープンはほぼ前年並みの117万通の応募が寄せられた。特に現金コースの人気が高く、同コースは7%増の99万通が寄せられた。
(村岡直樹)