むぎ茶特集=むぎ茶の由来

飲料 特集 1992.04.13 7362号 5面

紀元前三世紀頃の縄文末期、原料大麦を栽培植物として伝播し、広く全国に拡がったと考えられている。早くから炒った大麦を煎じて飲む風習があり、煎茶や玉露などの緑茶が普及するはるか以前のことで、戦国武将たちも好んで愛飲していたと伝えられている。江戸時代末期になると、むぎ茶は町人衆の気軽な飲み物となり、お茶がわりとして「麦湯店」が町々に出て憩いの場として賑わったという。 現代でのむぎ茶は、カフェインやタンニンを含まない健康自然飲料として、医学的にもよいことが立証

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