伊藤ハム㈱（本社‐西宮市、０７９８・６６・１２３１）はこのほど、日本社会人アメリカンフットボール協会に所属する「ハスキーズ」にチームスポンサーとして協賛し「伊藤ハムクラブ・ハスキーズ」を発足させることになった。

ハスキーズは、一九八四年に創部して以来、九シーズン目を迎える強豪チームで、東日本二部に所属している。

伊藤ハムではすでに読売ジャイアンツ、モータースポーツＦ３の協賛を続けているが「事業を通じて社会に奉仕する」という企業理念から、今回の参加となった。

協賛内容としては通常のチーム後援以外に六〇〇〇坪のチームグラウンドの設置、チアリーダーを中心とする応援体制の確立、ファンクラブの設立などからなる。

伊藤ハムでは10日、東京・鳥居坂ガーデンで、伊藤ハムクラブ・ハスキーズの激励パーティーを開催し、伊藤研一社長はじめ同社関係者、「ハスキーズ」濱野有監督や選手らが出席した。

伊藤研一社長は「社会人アメフトの注目度は年々、高まりをみせている。華麗で、ファッション性の高いスポーツとして早くから関心を持っていた。今回、縁があって協賛することになったが、アメフト効果は早くも社内外に表れており、企業活性化にも役立つと期待している」と述べた。

〈伊藤ハムクラブ・ハスキーズの概要〉オーナー伊藤研一、顧問財田種男、高木寛信、武市武、部長半田裕、監督濱野有、事務局長田中敏之、事務局酒井通隆、鈴木敏久、大畑雅康（敬称略）はじめコーチ、アシスタントコーチ、トレーナー、マネジャーからなり、選手は四七名、チームカラーはパープル、ゴールドの二色、ユニホームの背中の部分にＩＴＯＨＡＭ、ヘルメットに同社のマークがプリントされている。

なお、今月から、九二年秋季リーグ戦開始。同チームのデビュー戦は13日、駒沢第二球技場で行われた。