乾麺特集 146年の歴史「大門素麺」生産量2万箱、高齢化進む

麺類 特集 1994.04.26 7694号 26面

大門素麺(おおかどそうめん)は嘉永元年(一八四八年)、今から一四六年前に、越中の国砺波(となみ)郡大門村(現在の富山県砺波市大門)の田守三右衛門が売薬行商で能登を回っているとき、加賀前田藩の御用そうめんを製造している蛸島の栗田次兵衛を知り、田守が地元に帰って村の有志である中島次兵衛、中島与市、中畠松三郎に、蛸島ではそうめんを作り高収入を上げ、当時としてはゆとりのある生活を営んでいることを紹介したところ、中島次兵衛が蛸島へ出向き、そうめん製法を習得し、零細農家の冬季副業としてそ

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