食品産業功労賞受賞者プロフィルと企業生い立ち:イズミ・山西義政氏

統計・分析 小売 1998.10.13 8437号 8面

山西義政氏は、戦後まもない世情もまだ不安定な物資不足の昭和21年3月、広島市内で繊維二次製品卸の個人商店「山西商店」を創業し、流通業界に足を踏み入れた。当時は、モノがあれば売れる時代で、繊維卸業は順調な業容の拡大をみせ、店舗が手狭になってきていた昭和24年、広島駅前にあった、当時広島一の銭湯を売るという情報をキャッチした同氏は、当時の金で一五〇〇万円(今に換算すると五億円程度)、現金で購入した。思い切った決断であった。25年6月、繊維問屋の(株)ヤマニシを設立、代表取締役に就

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