即席麺特集:デフレ市場下で凌ぎ合い、質的転換の実現が課題

麺類 特集 2001.06.27 8863号 10面

即席麺市場は、デフレ基調の中で凌ぎ合いが続いている。二〇〇〇年度の総需要は五二億七〇〇万食、生産金額にして四八九八億円、前年比約二%のマイナス成長となったが、商品の単価ダウン、新製品ラッシュに伴う販促費の増加により各社の収益状況は厳しい。しかし、今年4~6月は全体に需要が上向き、出荷は順調に推移している。この流れを秋需につなげたいところ。市場はますます二極分化の様相だが、全体に低価格志向も底を打った感があり、一方で高付加価値・高価格商品へのシフトもみられ、市場の質的転換が実現

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら