国産のリンゴ加工品に追い風、国産青果市場価格が下落傾向
リンゴ加工製品の果汁やブレザーブ類は、数年来、中国産の台頭を受け、価格競争に巻き込まれるなど厳しい環境にある。13年産国産リンゴによる加工は、最盛期から終盤を迎えているが、国産の青果市場価格が下落傾向にあるため、加工サイドにとっては若干の追い風となっている。特に安全志向が高まる中で昨年、輸入リンゴ果汁の一部から毒性のあるパツリンが検出されるなど、国産品への期待が寄せられているため、トレーサビリティ体制を確立させ優位性を確保することが急がれている。 13