アサヒ飲料、ジブリ新作映画「ゲド戦記」に特別協賛 タイアップ企画を展開

アサヒ飲料(株)(東京都墨田区、03・5608・5334)は、「ハウルの動く城」を手掛けたスタジオジブリ社が7月に公開するアニメ映画「ゲド戦記」への特別協賛を行う。「いま、まっとうに生きるとはどういうことか」という同作品のテーマに賛同。公開予定日が清涼飲料の最盛期と重なることから、同作品とのタイアップ商品を投入するほか、各キャンペーンやTVCMを積極的に展開する予定だ。

1日の発表会で荻田伍アサヒ飲料社長は「ロングセラーの『三ツ矢サイダー』や55周年を迎える『バヤリース』など安全・安心でおいしく飲める商品を通じ、心豊かな社会の実現を目指すアサヒ飲料にとって、今回タイアップした『ゲド戦記』の“生きる”というテーマには非常に共感が持てる」とあいさつした。

また今夏の方針については「『三ツ矢』などの基幹ブランド以外に、今回のタイアップを通じた話題喚起を図る」(荻田社長)と説明。作品に関しては「予告編を見たが、映像・音楽ともに秀逸で予想以上。ヒット確実だと考えている。社を挙げて応援し、作品を盛り上げていきたい」と支持を示した。

これに対し、同席した鈴木敏夫スタジオジブリ社長は「長年大ファンだった『三ツ矢サイダー』を展開する同社とのタイアップは、個人的にも大変うれしく思っている」とともに、「前身時代に主催していた東京映画祭でもアサヒビールの支援を受けるなど、グループとしても大変な借りがある。興行を成功させ、恩返しする気持ちで臨む」とした。

同作品は巨匠・宮崎駿監督の息子である宮崎吾朗氏が初メガボンを執るアニメ映画。原作は「指輪物語」「ナルニア国物語」と並ぶファンタジー傑作として知られており、今回が初の映画化となる。(村岡直樹)

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