物流課題と節約志向の双方に配慮し商品を限定して「送料無料」を実施する動きも
関西中四国の百貨店で中元商戦が本格化している。近年は虚礼廃止の潮流からフォーマルギフトが減少し、親類や友人など親しい人に向けて贈るカジュアルギフトが伸長傾向にある。購入者自身の「ごほうび」「プチ贅沢」を満たすための自家消費も拡大しており、中元の目的や対象は多様な広がりを見せている。物流の2024問題を踏まえ、「送料無料」サービスの在り方を見直す動きも広がっている。送料に対するコスト負担の所在を明確化して消費者の意識変化を促すため、各社で自主的に「送料当社負担」といった表記を