映像と料理で味わう「鶴の恩返し」 プロジェクションマッピングを使った新感覚レストラン
東京・築地の日本料理店「魚月」で1月20日から、映像と食をコラボしたコース料理の提供が開始される。同店は、プロジェクションマッピングと料理を楽しむ新感覚レストランとして、昨年リニューアルされた。店内は海中の映像が四方からプロジェクションマッピングで映し出され、海の中にいるかのような雰囲気で料理を楽しめる、いわば「新時代のレストラン」だ。
このプロジェクションマッピングの演出と料理を連動させたのが、今回の新コース料理である(個室、はなれ限定提供)。日本昔話をモチーフにした「竹取物語コース」と「鶴の恩返しコース」(各7800円・税込み)の2コースがあり、料理は物語の各場面を表現。

提供される料理に合わせて、個室の壁面とテーブルにプロジェクションマッピングで物語が映し出されるのだ。料理の進みに合わせて物語も進み、日本の昔話の美しい映像を体感しながら、食を楽しめる。

同店のように最新技術を取り入れ、味覚だけでなく、視覚、聴覚、嗅覚など、五感の楽しみを合わせるタイプの飲食店は、今後増えていくのではないだろうか。
●店舗情報
「魚月(なづき)」 経営=ムーンライト/店舗所在地=東京都中央区築地4-7-5 築地KYビル地下1階/営業時間=午前11時~午後3時、午後5時30分~午後10時/席数=154席
