四国の食品をシンガポールに輸出促進へ連携

右から旭食品の竹内孝久社長、umamillの佐藤晶洋CEO、旭食品の竹内孝三郞取締役

右から旭食品の竹内孝久社長、umamillの佐藤晶洋CEO、旭食品の竹内孝三郞取締役

地域食品卸グループのトモシアホールディングス(トモシアHD)で高知県南国市を拠点に展開する旭食品とソフトバンクグループでプラットフォーム「umamill」によるアジアへの日本食輸出支援サービスを提供するumamill(ウマミル)は16日、四国地方の食品メーカーや生産者を対象に商品のシンガポールへの輸出を支援する連携協定を東京都内で締結したと同日発表した。

同協定によって旭食品は、umamillの地域サポーターとして、シンガポールへの輸出を希望する取引先のメーカー、生産者のプラットフォームへの登録や商品情報の更新を代行するほか、umamillとの連携に基づき取引先の商品の海外バイヤーからの評価や日本の食品に対する需要動向などの情報を提供する。

umamillは、トモシアHDが23・24の両日、神戸国際展示場(神戸市)で開催する「旭食品フーデム2020」にumamillがブースを出展し来場者へ取組みを紹介する。

右から旭食品の竹内孝久社長、umamillの佐藤晶洋CEO、旭食品の竹内孝三郞取締役

同日の同協定署名式に臨んだ旭食品の竹内孝三郞取締役海外事業本部本部長は「今回連携協定したumamillのサービス、プラットフォームが課題を解決する。このプラットフォームの利用を広げていきたい」と語った。

旭食品は5年前から輸出事業に本格的に乗り出しており、海外のバイヤーを招聘(しょうへい)するなどで地場商品の輸出を仲介してきたが、海外のバイヤーが選択するのは知名度の高いメーカーの商品と偏りがあり、地場メーカーや中堅メーカーの商品の優秀さが伝わらないなどの課題を抱えていた。また、地場メーカーや中堅メーカー側も言語、各種規制、費用などが輸出への障壁となっていた。

umamillの佐藤晶洋CEOは「商品の良さを知ったら産地にいってみたいというニーズも生まれるかもしれない。中長期的には輸出にとどまらずインバウンドにもつなげていきたい」とした。umamillの輸出仲介事業は、法的条件の確認、手続き、商品ごとの需要調査、販路の開拓、商談、商品の輸送までのプロセスのすべてをプラットフォーム「umamill」の利用で完結させるというもの。

商品情報や商品画像の登録に当たる初期費用と月額基本料金、輸出成約時の手数料を無料とした。シンガポールのバイヤーへは「umamill」で商品購入前に希望する登録商品のサンプルを1ヵ月に最大2回無料で届ける。

シンガポールへ商品サンプルを輸出する際の日本国内の指定倉庫までの輸送費用は事業法人の負担で商品サンプルは重量5kg以下、容積2万5000立方センチメートル以下、サンプル輸出料は1回当たり1万円。

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