近畿中四国卸売流通特集:近畿・大手卸=コスト構造改善が課題
2025.08.30
◆重点カテゴリーを強化 大手食品卸売業各社は食品価格上昇による価格改定への迅速、適切な対応をはじめ、低温や酒類、菓子などそれぞれの重点カテゴリーへの取組みを強化することで、売上げの獲得につなげている。一方で利益面では人件費や物流費などの高騰の影響に…続きを読む
【中部】日本アクセスの「中部マザーセンター」が9月、横浜冷凍の小牧物流センター(愛知県小牧市)内で稼働を開始する。東日本エリアでは22年1月に本格稼働した「関東フローズンマザー物流センター」(埼玉県加須市)に続く2ヵ所目となる低温物流センター。今後も…続きを読む
コメ卸の全国団体・全国米穀販売事業共済協同組合の山崎元裕理事長は10日、令和7年度通常総会後の記者会見で次の通り述べた。 * 昨今のコメを取り巻く状況変化の中で、われわれ業界が悪徳業者のような誤解を受け、じくじたる思いでいる。今こそわれわれが…続きを読む
令和のコメパニックでコメや農業に注目が詰まる中、大手コメ卸はコメ生産を支える農業支援を活発化している。その一環として、シーズン真っ最中の田植えイベントを開催。参加者たちが、農業の持続可能性実現について考えるきっかけとなることを目的としている。 神明…続きを読む
国産ブドウだけで造る「日本ワイン」の原料不足が深刻化し、ワイナリーとブドウ栽培農家との契約取引が揺らいでいる。ブドウをより高値で買い付ける新規参入ワイナリーやジュース・菓子メーカーなどに原料が流れている。ワインの生産調整や販売価格上昇につながる問題で、…続きを読む
日本アクセスの25年3月期連結決算は、売上高2兆4188億円(前年比3.5%増)、営業利益331億円(同9.2%増)、経常利益342億円(同7.0%増)、当期純利益241億円(同12.9%増)と過去最高の業績となる増収増益となった。経常利益率は前年か…続きを読む
【中部】酒類・食品の総合卸マルト水谷(愛知県春日井市)の前期(25年3月期)の業績は、前年比5%増の277億円で着地した。木村彰社長は吹上ホールで開催した「繁盛の法則FOODNAVI2025」で、「食品の占める割合が少しずつ増え、酒類と食品の構成比率…続きを読む
【関西】五大物産は「2025年夏季定期商談会」を21日、大阪市中央卸売市場(大阪市福島区)で開催した。消費の二極化に対応し付加価値商品や価格訴求商品などを揃え、得意先の販促に役立つ提案を展開した。出展メーカーは65社、得意先42社73人を招待した。 …続きを読む
8日に発表された三菱商事による三菱食品の完全子会社化(本紙既報)は、業界内外の大きな注目を集めた。両社はこの取り組みで相互の経営資源を合理的かつ制約なく活用し、国内の人口減少や市場縮小を見据えた事業戦略を加速する。特に海外、物流、デジタル領域におけるシ…続きを読む
日本アクセスの乾物・乾麺取引メーカーなどで構成されるアクセス乾物乾麺市場開発研究会(AK研)は8日、25年度総会を東京都内の日本アクセス本社で開催した。24年度のAK研実績は市場を上回り伸長。原料や後継者問題のほか、物流、デジタル対応などの課題にも向…続きを読む
三菱食品は今期、経営ビジョン「MS Vision2030」に基づく戦略遂行に力を注ぐ。デジタル技術を活用したデータ分析プラットホーム構築や物流の効率化をはじめとするSCM機能の強化を推進。海外では米国や欧州での新たな事業展開を軸に、国産ブランドの輸出や…続きを読む