昨年開催の総合展示会「ダイヤモンドフェア」では、海外事業のコンセプトを強力に訴求
食品各社が国内の人口減に対応した海外戦略の強化を進める中、昨年は大手卸による新たな取り組み事例が出てきた。三菱食品は世界的な日本食人気の高まりをとらえ、わが国食文化の輸出拡大を軸とした海外戦略を始動。日本食文化のキラーコンテンツともいえるラーメンやカレーライスなどの海外進出を手掛けるほか、国内食品企業と海外企業のPBマッチング機能などを強化する。将来的な人口減で生産能力に余剰が生じるメーカーの経営を支援する構想も示すなど、国内食品産業の持続性確保も視野に入れた海外事業の構築