今後は高齢化する大型トラックドライバーのリタイアも進む
昨年、産業界最大の関心事となった「物流の2024年問題」。過酷な労働実態が指摘されていたドライバー職への時間外労働規制の適用(24年4月以降、年最大960時間に制限)を受け、国内の総輸送能力が低下。貨物輸送の9割をトラックに依存する産業界では、オーバーフローによる経済へのマイナスが強く警戒された。官民総力の対策が奏功し、今のところ大きな混乱は生じていないが、高齢ドライバーのリタイアなどによって物流需給は今後ますます悪化する。限られた輸送能力の有効利用に向け、今年4月には荷主