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江藤拓農林水産大臣
◇近未来課題にとるべき道は 食品業界における最重要の近未来課題は気候変動と脱炭素化、そして国内人口減少への対応だろう。これらに向け、農林水産省ではすでに多くの政策課題が掲げられ、実行に移されている。その柱として「みどりの食料システム戦略」があり、次いで改正食料・農業・農村基本法の施行がある。円安・物価高や物流の2024年問題などに翻弄(ほんろう)される業界ではあるが、近未来課題への対応は待ったなしだ。世界が脱炭素社会を目指して気候変動問題に取り組み
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昨年の食品業界は値上げの浸透や国内外の人流回復などで前半こそ比較的順調に推移したものの、後半には消費の冷え込みや労働力不足に伴うコスト環境の悪化に減速を強いられ、引き続き多くの課題を積み残した一年となった。
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