矢継ぎ早に到来する人口問題に対し、高齢者へ向けた食品産業の在り方が問われている
◇人口の2025年問題
国内日本人出生数は、団塊最終世代が生まれた1949年の269万6638人をピークに増減を繰り返してきたが、71~74年の第2次ベビーブーム後は一時的な増加を除き、総じて右肩下がりでの減少傾向が続いている。中でも直近10年は減少率が著しく、16年に100万人の大台を割ると、22年には80万人を割った。厚生労働省が11月上旬に公表した人口動態統計によると、24年1~6月(上期)に生まれた外国人を含まない出生数は33万人と過去最低