新時代のブルーエコノミー探る サステナブル・シーフードの可能性(2)法改正でイニシアチブ向上へ

水産加工 連載 2020.10.26 12136号 02面

 今年末に施行を控える改正漁業法は、サステナブル・シーフードに対する市場イニシアチブの向上に大きく関わってきそうだ。持続的な水産資源の活用が明記されたことに加え、日本の水産業の実情に合ったビジョンを示した同法は、漁業者だけでなく、川上から川下までのサプライチェーンに関わるステークホルダーにビジネスチャンスの創出などが予想される。日本ブランドの価値向上にもつながることが期待され、消費者意識の向上がさらに進みそうだ。
 18年に70年ぶりとなる大規模改正が

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