雪印メグミルク、「毎日骨太」30周年でブランド強化 謝恩キャンペーンなど展開

発売30周年を記念してさらなる認知拡大を進める

発売30周年を記念してさらなる認知拡大を進める

 雪印メグミルクは4月から、発売から30周年を迎える「毎日骨太」ブランドの展開を強める。乳飲料シリーズのリニューアル発売や新CM放映、謝恩キャンペーンなど横断展開を進め、記念の年を盛り上げる。店頭プロモーションでもカルシウム摂取を啓もうし、骨の健康訴求で健康寿命延伸への貢献を目指す。

 「毎日骨太」は1993年4月に発売。92年に発売した「健硬骨牛乳」を見直し、「1本(300ml)で1日分のカルシウム」というコンセプトを継承したリブランディング。CVSを利用する若者層に照準を合わせ、爆発的なヒットを記録した。

 96年には1000mlタイプを発売。幅広い年代からの支持も獲得し、乳飲料、ヨーグルト、チーズなどラインアップを拡充し、最盛期には300億円市場を形成した。

 2001年には同社独自素材である「MBP」を配合した「毎日骨太MBP」として、より骨の健康を訴求。その後04年にビタミンDを、07年にグルコサミンを配合するなど改良を進め、現在はヨーグルト、スキム、6Pチーズ、ベビーチーズなどへ広がってきた。3月28日には高タンパク質飲料「毎日骨太高たんぱくミルクMBP」、4月4日には「同カフェオレMBP」の新商品2品が新たに加わった。

 23年4月で発売から30周年を迎え、4日からはパッケージデザインを一部変更。カルシウムに関する記載を大きくして視認性をアップさせ、「『毎日骨太』30周年ありがとうマーク」を貼付した。このマークは1日から大阪・道頓堀の同社看板にも掲出している。同社の健康推進アンバサダーを務める松岡修造を起用した新CMをBS、YouTubeに投下し、商品の認知と理解促進を図る。

 長年の感謝の意を込めたキャンペーンも展開する。「毎日骨太」ブランド全商品を対象に、購入レシートを使って応募すると、抽選で合計3000人に購入金額に応じた賞品をプレゼントする。

 上期の店頭プロモーションでは、健康な骨作りにカルシウム摂取が大切であることを発信。地域別のカルシウム摂取量を紹介しながら、同ブランド商品をはじめ、手軽にカルシウムが取れる牛乳・乳製品を提案していく。(小澤弘教)

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