ケンミン食品、能勢電鉄とコラボ 焼ビーフンメニュー提供

農産加工 ニュース 2020.02.26 12018号 12面
ケンミン焼ビーフン

ケンミン焼ビーフン

妙見の森ケーブルに取り付けられた、ダブル60周年を祝うヘッドマーク

妙見の森ケーブルに取り付けられた、ダブル60周年を祝うヘッドマーク

ケンミン食品は能勢電鉄と取り組み、「ケンミン焼ビーフン」と能勢電鉄「妙見の森ケーブル・リフト」のダブル60周年を記念し、妙見の森の今年度営業開始日の3月20日からコラボ企画をスタート。「妙見の森」の大自然で焼ビーフンをおいしく食べて、アウトドアフードロスの解決を目指す。

同社では、焼ビーフンが家庭の冷蔵庫に残った野菜をおいしく食べられる特徴を生かし、アウトドアフードロスの解決手段を提案。「妙見の森バーベキューテラス」で、野菜や肉などをセットした「焼ビーフンメニュー」を販売する(2~3人前700円)。

家庭はもとより、アウトドアで野菜が中途半端に残るケースは多く、フードロスを防ぎ野菜を食べ切るメニューが求められている。一方、焼ビーフンは家庭で常温保存が可能で、多様な野菜と相性が良く、しかもそのおいしさを引き出しておいしく食べることができるメリットがあり、これがフードロス削減につながる。

一方期間中、ケーブル車両にオリジナルデザインのヘッドマークを取り付けて運行(12月上旬まで)し、企画を盛り上げる。ヘッドマークは、ケンミン坊やをあしらったオリジナルデザインを4種用意し、兵庫県マスコット「はばタン」の作者でクリエーターのJUNBOw氏デザインディレクティングによる、兵庫の食と大自然の魅力を表現したオリジナルデザイン。

同企画スタートの20日、オープニングイベントとして、妙見の森バーベキューテラスで、約100人前の焼ビーフン大試食会を開催。アウトドアで焼ビーフンを調理して食べるおいしさを味わうとともに、豊かな自然を満喫する充実したアウトドアアクティビティとして応援する。

兵庫県川西市の能勢電鉄が運営する「妙見の森ケーブル」は、能勢妙見山参拝者の輸送を目的に25年、運転開始し、戦時国策によって44年に撤去されたが60年に運転再開。この年がケンミン食品(神戸市)の主力商品「ケンミン焼ビーフン」の発売年に当たることから、同じ兵庫県を本拠とする企業として、今回の“ダブル60周年”共同企画の始動に至ったという。(佐藤路登世)

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