新米の収量大幅減 異常気象と作付面積減少

農産加工 ニュース 2022.10.28 12486号 01面

 「産地から売り込みの電話が掛かってこない」(神明ホールディングス藤尾益雄社長)--新米本格出回りを迎える10~11月、本来なら各産地は、営業活動にエンジンが掛かる時期だ。だが今年は、大雨や台風、日照不足など異常気象に見舞われた上、コメ余りに伴う米価下落対策として、国を挙げて主食用米からの転作を推進。作付面積が前年比4%減(5.2万ha)の125.1万ha(農林水産省公表)にとどまったことも重なり、22年産米の収量が減少。JAグループでは目下、売り込みよりコメ集めに躍起だ。そ

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