迫る新米シーズン 再度コメ余りの可能性 価格下落懸念・販売に陰りも
長引くコメ不足から一転、新米シーズンの9~10月に向かって、再度コメが余り、価格下落の懸念が広がり始めた。随意契約の政府備蓄米や、競争入札備蓄米を使ったブレンド米の本格的な出回りに加え、ミニマムアクセス米の輸入前倒し、25年産主食用米の生産増、政府米の買い入れがないなど、一時的に供給過多となる可能性が出てきている。
好調だった販売に陰りが出てきたことも大きい。直近のコメ売場は備蓄米とブレンド米、外国産米、新米が出回る前の売り切りを目指す24年産国産