握手する両社の経営陣。左から国分・國分晃副社長、國分勘兵衛会長兼社長、丸紅・國分文也社長、秋吉満副社長
国分と丸紅は、かねて協議を進めてきた相互の子会社卸への出資と提携内容を固めた。16年2月末に国分が丸紅傘下の冷食卸・ナックスナカムラの株式51%取得で子会社化し、菓子卸の山星屋の20%を取得する。丸紅は、国分最大の卸子会社である国分首都圏へ20%を出資。国分は強化を急ぐ低温と菓子カテゴリーの機能補完が全国的に前進するとみられ、傘下に有力な総合卸を持たない丸紅にとっては、国内最大の首都圏エリアで食品流通へ影響力を強めるメリットが得られそうだ。(篠田博一)