大容量チューブ、成長続き前年比12%増 香辛料、生鮮代替・簡便で

調味 ニュース 2019.09.23 11945号 01面
大容量タイプに加え、レギュラータイプもラインアップが広がるチューブ市場

大容量タイプに加え、レギュラータイプもラインアップが広がるチューブ市場

ショウガやニンニク、わさび、からしなどの大容量チューブが好調に推移している。エスビー食品が06年に大容量サイズの「お徳用」チューブを発売以降、メーカー推計で08年に約11億円だった市場は18年には45億円を超える規模に拡大。直近1年間の大容量チューブの市場推移も前年比12%増と成長を続けている。特に、ショウガやニンニクの伸びは大きくこの市場の伸びをけん引している。(高木義徳)

ショウガやニンニクは生鮮売場で購入し、家庭でおろしたり、カットするなどが主流だった。しかし現在では家庭内調理の時短化や簡便性訴求により、チューブによる代替が進んでいるこのような状況で、約4本分の容量で3本分以下の価格設定となる大容量チューブは発売以降、消費者に注目され市場は急速に拡大した。

2月にはハウス食品が逆立ちボトルで「大容量ねりスパイスシリーズ」4品を発売。新たなプレーヤーが加わったことで、市場のさらなる拡大は疑いのないところだ。

エスビー食品は06年に「お徳用」チューブ4品を発売以降、改良を重ね今年3月には二重構造容器“おいしさ長持ちチューブ”を採用するなど、消費者のニーズに応えている。ハウス食品は2月から“逆立ちボトル”の「大容量ねりスパイス」シリーズを発売。8月には同シリーズに「つぶ入りマスタード」を追加。ラインアップを拡充し、さらなる市場への浸透を図っている。

通常サイズの練りスパイスでもエスビー食品が17年2月に「きざみパクチー」を発売以降、「きざみゆず」「きざみ青じそ」「きざみねぎ塩」を相次いで発売。それぞれ市場で存在感を示している。特に「きざみ青じそ」は発売以降、同社の想定を超える勢いで出荷を伸ばした。またハウス食品は2月に「わささんしょう」「麻辣醤(マーラージャン)」を発売、8月には「焦がしにんにく」を投入した。

家庭用チューブ市場は大容量の好調に加え、新たな素材によるレギュラーサイズのチューブ投入で市場は活性化が進んでいる。消費者の調理の時短化や簡便性訴求は今後も一層進んでいくことが予想される。生鮮品や調理に一手間かかる調味料の代替需要をとらえているチューブタイプは、今後も一層の市場拡大が見込まれる。

会員登録する

ベネフィットと機能をみる

続きを読む

会員の方はこちら