食品安全委員会、リスクプロファイル作成 アニサキス食中毒増加
厚生労働省の食中毒統計では18年以降、事件数のトップはアニサキスが続いている。アニサキス食中毒の予防にはフードサプライチェーンの各段階(生産から加工、流通・販売、消費まで)で適切な対策を講じる必要がある。食品安全委員会(食安委)は1月、今後のアニサキスに関するリスク評価やリスク管理措置の検討の基礎情報となる「健康影響評価のためのリスクプロファイル」を公開した。アニサキス食中毒は主にアニサキス科の幼虫が人体内で胃や腸などに穿入することで、胃腸炎などの症状が引き起こされる。主な