納豆特集:市況底打ち、拡大基調 課題は特売頻度の見直し

踊り場を脱した納豆市場。需要拡大には商品価値の訴求が不可欠だ

踊り場を脱した納豆市場。需要拡大には商品価値の訴求が不可欠だ

 売価下落にあえぐ納豆業界の景況感が上向いてきた。全国納豆協同組合連合会(納豆連)によると、2013年の納豆の市場規模は前年比9%増の1961億円となった。生産量も前年を大きく上回り、ここ数年マーケットは縮小傾向にあったが「市況は底を打った」と見る関係者が多い。ただ、納豆は食品スーパーで特売の目玉商品になりやすく、シェアを確保するための価格競争は激烈を極めている。薄利多売の収益構造に悲鳴をあげる企業は少なくない。過度な特売を見直し、適正価格での販売が求められている。(涌井実)

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