食品産業功労賞/食品安全安心・環境貢献賞交流会 さらなる活躍と発展を祈念

ニュース 総合 2020.11.09 12144号 04面
食品産業文化振興会会長 中野勘治氏

食品産業文化振興会会長 中野勘治氏

参議院議長 山東昭子氏

参議院議長 山東昭子氏

衆議院副議長・元農林水産大臣 赤松広隆氏

衆議院副議長・元農林水産大臣 赤松広隆氏

衆議院議員・元農林水産大臣 石破茂氏

衆議院議員・元農林水産大臣 石破茂氏

衆議院議員・元農林水産大臣 齋藤健氏

衆議院議員・元農林水産大臣 齋藤健氏

衆議院議員・元農林水産大臣 山本有二氏

衆議院議員・元農林水産大臣 山本有二氏

参議院議員・自由民主党総務会長代理 片山さつき氏

参議院議員・自由民主党総務会長代理 片山さつき氏

参議院議員・元農林水産大臣政務官 高野光二郎氏

参議院議員・元農林水産大臣政務官 高野光二郎氏

日本食糧新聞社社長 杉田尚

日本食糧新聞社社長 杉田尚

ニチレイフーズの風土改革の中核「ハミダス活動」は経営者と従業員の対話「あぐら」と経営者の「動画メッセージ」で対話を通じて従業員の声を傾聴して、今まで500回以上開催し、延べ5700人が参加

ニチレイフーズの風土改革の中核「ハミダス活動」は経営者と従業員の対話「あぐら」と経営者の「動画メッセージ」で対話を通じて従業員の声を傾聴して、今まで500回以上開催し、延べ5700人が参加

日清食品ホールディングスは即席麺のパイオニアとして安全でおいしい食を提供しつつ、環境・社会課題を解決する製品開発を推進し、環境保全のためにバイオマス素材の使用やごみ発電の活用なども進めている

日清食品ホールディングスは即席麺のパイオニアとして安全でおいしい食を提供しつつ、環境・社会課題を解決する製品開発を推進し、環境保全のためにバイオマス素材の使用やごみ発電の活用なども進めている

奨励賞を受賞したハジメフーズは環境マネジメントシステムのエコアクション21の認証を取得し、環境負荷の低減を継続的に進めてきた。特に中小の飲食店などで難しい食品廃棄物の発生抑制を実現

奨励賞を受賞したハジメフーズは環境マネジメントシステムのエコアクション21の認証を取得し、環境負荷の低減を継続的に進めてきた。特に中小の飲食店などで難しい食品廃棄物の発生抑制を実現

アサヒバイオサイクルはビール醸造時の副産物であるビール酵母の細胞壁を使った肥料を開発、植物の免疫力や土壌環境の改善に寄与して農薬や化学肥料の使用を低減して、持続可能な農業生産を国内外で支援

アサヒバイオサイクルはビール醸造時の副産物であるビール酵母の細胞壁を使った肥料を開発、植物の免疫力や土壌環境の改善に寄与して農薬や化学肥料の使用を低減して、持続可能な農業生産を国内外で支援

サミットは高齢化、独居老人の増加、コミュニティーの崩壊などが進む中、社会課題の解決策として食品の供給拠点としてだけでなく、案内係を設けるなど、地域にとって必要な場の確立を目指している

サミットは高齢化、独居老人の増加、コミュニティーの崩壊などが進む中、社会課題の解決策として食品の供給拠点としてだけでなく、案内係を設けるなど、地域にとって必要な場の確立を目指している

シジシージャパンは中身に比べて容器包装材の容量が大きい「スカスカ商品」の撲滅を推進し、名称も「スカスカ撲滅運動」に変えて取組みを広げ、米菓などのメーカーにも波及している

シジシージャパンは中身に比べて容器包装材の容量が大きい「スカスカ商品」の撲滅を推進し、名称も「スカスカ撲滅運動」に変えて取組みを広げ、米菓などのメーカーにも波及している

 53回目を迎えた食品産業功労賞(日本食糧新聞社制定、農林水産省後援)と29回目を迎えた食品安全安心・環境貢献賞(日本食糧新聞社制定、農林水産省・環境省後援)の交流会(東京・紀尾井町のホテルニューオータニ東京、11月2日開催)では歴代受賞者や選考委員、業界関係者ら参集者が受賞者・受賞企業の功労・貢献をたたえ、一層の活躍とさらなる発展を祈念した。贈呈式では野上浩太郎農林水産大臣のほか、山東昭子参議院議長、元農林水産大臣の赤松広隆衆議院副議長、石破茂元農林水産大臣、齋藤健元農林水産大臣がお祝いを述べた。贈呈式後の交流会にも片山さつき参議院議員自由民主党総務会長代理、山本有二元農林水産大臣が祝辞を述べた。元農林水産大臣政務官の高野光二郎参議院議員も来場した。なお今回、会場では入場時の検温や消毒、マスクやフェースガードの着用など新型コロナウイルスの感染防止に取り組んで行われた。(伊藤哲朗、岡朋弘、久保喜寛、小島麻由美、篠田博一、山本仁、涌井実)

 ◆乾杯

 食品産業文化振興会会長・中野勘治氏 厳しい時代、明日に向け努力

 この厳しい時代、これだけの数の皆さまが久しぶりに集まって、大変うれしく思います。

 懇親会では次なるステージを期待しながら頑張ろうという祈りを込めて、栄えあるご受賞の方々を中心に短い時間ではありますけど、大いに祝杯をあげたいと思います。

 本日、ご受章の皆さま誠におめでとうございます。そして明日を夢見る食品業界の皆さまも、さらに気合いを入れて頑張ろうという思いを込めて、乾杯のあいさつとさせていただきます。

 ◆来賓あいさつ

 ○参議院議長・山東昭子氏 国民の期待に添う

 本日は日本食糧新聞社ならびに関係者さまのご尽力で、こうした盛大な会が開かれましたことを心よりお慶び申し上げます。受賞者の皆さまはもちろん、本日ご参集の方々のご努力で日本の食品産業は発展してまいりました。コロナ禍においては一人一人が健康や命を維持するための行動が求められます。国民の期待に添えるよう皆さまには知恵を絞っていただき、業界発展に貢献されることを期待しております。

 ○衆議院副議長・元農林水産大臣 赤松広隆氏 食品界のノーベル賞

 「食品産業功労賞」「食品安全安心・環境貢献賞」は、日本の食品界におけるノーベル賞といっても過言ではありません。今回、ご受賞なさった方々は各界の雄ばかり。この受賞を機にますます食品産業全体の発展のためにご奮闘いただくことを期待しております。食品産業は800万~1000万人が従事している大きな産業です。私も微力ではありますが、この業界の発展のために皆さまとともに力を尽くしてまいります。

 ○衆議院議員・元農林水産大臣 石破茂氏 明るい未来のために

 21世紀は世界人口が2倍になり、国内人口が半分になる時代。誰も経験したことがない時代の中、事業活動を通して企業価値と社会的価値を両立させる「CSV」の考え方が重要です。これから先、日本の中核を担うのは農林水産業と食品産業です。地域・地方が衰退すれば明るい未来はありません。

 いつの時代も国を作るのは権力者ではなく、国民一人一人です。皆さまのますますのご発展をお祈りいたします。

 ○衆議院議員・元農林水産大臣 齋藤健氏 食品輸出の推進図る

 食品輸出は、業界全体で前進させていく必要があります。例えば、コメの国内需要は毎年10万t減っているそうです。この減った10万t分を輸出で何とか取り戻せないか。そういった現実的な目標を持って取り組んでいくことが重要です。管政権では、農林水産物・食品輸出を推し進めようとしています。

 こうした機運がある時に、官民が協力しながら少しでも輸出を増やせるように努力していくことが大切だと思います。

 ○衆議院議員・元農林水産大臣 山本有二氏 日進月歩の技術革新

 農林水産大臣在職中は皆さまにさまざまなことを勉強させていただき、農林水産行政について知識を蓄積することができました。食料産業の技術革新は日進月歩で、常に新しい食品が生み出されています。

 その時代のニーズに応じて、レトルト食品や発泡酒が生まれたことは素晴らしい成果だと思います。

 今後、ますます日本の食が発展することを祈念しております。

 ○参議院議員・自由民主党総務会長代理 片山さつき氏 経済回復へけん引役

 コロナ禍で宿泊・飲食関連事業者さまは大変な思いをされていますが、食品関連では健康、免疫分野が非常に伸びています。

 食品業界の健康と安心と、環境に対する創意工夫はとても大きく、これらが世界経済回復のけん引役になることを期待しております。

 こうした皆さまのご努力を、政権与党の幹部としてしっかりと後押しできるような体制を整えてまいりたいと思います。

 ○参議院議員・元農林水産大臣政務官 高野光二郎氏

 ◆中締め

 日本食糧新聞社社長・杉田尚 発展・向上に尽力を

 「食品産業功労賞」ならびに「食品安全安心・環境貢献賞」を受賞された皆さまにあらためてお祝い申し上げます。受賞者の皆さまにおかれましては、今後も引き続き業界の発展・向上のためにご尽力いただきますようお願いいたします。

 コロナ禍においても、こうして多くの方々にご参加いただきましたことに感謝申し上げます。

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