第34回新技術・食品開発賞 食の技術革新・新価値生み出す6品が受賞

総合 ニュース 2020.12.23 12163号 01面
 第34回新技術・食品開発賞選考委員会

第34回新技術・食品開発賞選考委員会

「粉糖初雪 純糖タイプ」

「粉糖初雪 純糖タイプ」

「本挽きカレー(中辛)」

「本挽きカレー(中辛)」

「ソイルプロ そぼろタイプ」

「ソイルプロ そぼろタイプ」

「明治(ザバス)MILK PROTEIN脂肪0シリーズ」

「明治(ザバス)MILK PROTEIN脂肪0シリーズ」

「乳酸菌ヘルべヨーグルト ドリンクタイプ」

「乳酸菌ヘルべヨーグルト ドリンクタイプ」

「ラミー」

「ラミー」

 日本食糧新聞社制定、令和2年度「第34回新技術・食品開発賞」選考委員会が1日、食情報館で開催された。ノミネートされた有力候補を対象に厳正かつ慎重な審査が行われ、受賞商品が決定した。

 コーンスターチやデキストリンなどの固結防止剤を用いなくても50日間以上固結しない粉糖「粉糖初雪 純糖タイプ」(上野砂糖)、固形ルウと調味料粉末を混合粉砕することで粉粒状カレールウの製造を可能にしたパウダールウ製法の「本挽きカレー (中辛・辛口)」(エスビー食品)、豆腐を原料としたプラントベース新素材の「ソイルプロ そぼろタイプ」(日本製粉〈ニップン〉/オーケー食品工業)、すっきり飲みやすいこれまでにない酸性タイプの乳タンパク質飲料「明治(ザバス)MILK PROTEIN脂肪0シリーズ」(明治)、ヨーグルト市場で初めて「目や鼻の不快感を緩和する」機能性表示食品となる「乳酸菌ヘルべヨーグルト ドリンクタイプ」(雪印メグミルク)、金型冷却プレス法でシェルの厚さを揃え食べ心地を揃えた「ラミー」(ロッテ)の6品を満場一致で決定した。

 「新技術・食品開発賞」は、すべての食品や食品素材の先端技術を対象として食品界で新分野を開拓、新しい発展成長の原動力となり、その技術に対する評価を顕著に高めることになった製品・素材を表彰している。(安田陽子)

 〈選考委員〉▽委員長=岩元睦夫農林水産技術会議元事務局長▽委員=阿部啓子東京大学大学院農学生命科学研究科特任教授、五十部誠一郎日本大学生産工学部マネジメント工学科教授、上田要一日本食品添加物協会専務理事、久保田紀久枝お茶の水女子大学名誉教授、谷口肇石川県立大学名誉教授、堀田国元機能水研究振興財団理事長、杉田尚日本食糧新聞社代表取締役社長

 ◆新技術・食品開発賞(社名五十音順)

 ・「粉糖初雪 純糖タイプ」 上野砂糖

 ・「本挽きカレー(中辛・辛口)」 エスビー食品

 ・「ソイルプロ そぼろタイプ」 日本製粉(ニップン)/オーケー食品工業

 ・「明治(ザバス)MILK PROTEIN脂肪0」シリーズ 明治

 ・「乳酸菌ヘルベヨーグルト ドリンクタイプ」 雪印メグミルク

 ・「ラミー」 ロッテ

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