寄稿:久保村食文化研究所・久保村喜代子代表 トランプ政権再来 日本の食品産業の行方は

キーパーソン 総合 2024.12.11 12866号 11面
久保村食文化研究所 久保村喜代子代表

久保村食文化研究所 久保村喜代子代表

米国では、消費者が支払う食品の価格の24.6%で食品加工業界を、19.9%で小売業者を、14.7%で卸売業者を支えている

米国では、消費者が支払う食品の価格の24.6%で食品加工業界を、19.9%で小売業者を、14.7%で卸売業者を支えている

おむすび1個が約3~4ユーロ(1ユーロ160円換算で約480~640円)とパリのコンビニでは日本の市場価格の約2~3倍の水準だ

おむすび1個が約3~4ユーロ(1ユーロ160円換算で約480~640円)とパリのコンビニでは日本の市場価格の約2~3倍の水準だ

パリのスーパーに並ぶ寿司は人気商品だ

パリのスーパーに並ぶ寿司は人気商品だ

 長年にわたり、日本への多種多様な食品規制や食品企業への貿易規制に関するコンサルティングや製品開発の専門家として活動してきた。先般の欧州定点観測では、国際線はウクライナ戦禍により迂回した飛行経路を設定せざるを得ない状況が続いており、航空運賃の上昇が依然続いている。この複雑な国際問題や地政学的な状況により、今後の加工食品新製品開発へのさまざまな課題や好奇心が錯綜しているが、トランプ政権の再来によって日本の食品産業の行方を見極める時が訪れたと感じている。

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