キッコーマン、新キャラクター「なあにちゃん」公開 グループ社歌発表会開催

左端の新キャラクター「なあにちゃん」と、パパイヤ鈴木(その隣)ら人気タレントが「おいしい記憶」を披露してコンテストを盛り上げた

左端の新キャラクター「なあにちゃん」と、パパイヤ鈴木(その隣)ら人気タレントが「おいしい記憶」を披露してコンテストを盛り上げた

 キッコーマンは7日、グループ社歌の発表会を行い、オリジナルキャラクター「なあにちゃん」を初公開した。社歌完成を記念して「なあに」を活用したエピソード・ダンスコンテストを実施し、「『おいしい記憶をつくりたい』というコーポレートスローガンをより多くの人に伝えて共有を図る」(近藤忠男代表取締役専務執行役員)意向。

 新キャラクターと社歌(曲名「おいしい記憶」)はコーポレートスローガン(以下CS)のシンボルとして作った。「『おいしい記憶』は味覚だけでなく、食卓の楽しい雰囲気や時間の積み重ね。より多くの人の幸せな記憶、人生づくりを手伝いたい」(近藤専務)という考えからCSを08年に制定。小学校への出前授業や工場見学など体験を重視した食育活動を行い、消費者のCS評価も非常に高いという。

 「なあにちゃん」は卓上醤油瓶に意匠を凝らしたキャラクター。「おいしいってなあに?」「しあわせってなあに?」と問いかけながら歌ったり躍ったりすることが得意な女児だ。今後食育事業を中心に活動していく。

 社歌は3月末に完成。若手・中堅社員13人からなる「制作委員会」が、親密、自然の恵み、歴史、世界への広がりといった同社のイメージをまとめ、秋本康氏に作詞を依頼した(作曲は大島ミチル氏)。秋本氏はイメージをもとに社歌のほか、子ども向けの「キッコーマンのうた『おいしいってなあに』」も作成。社歌は社内の式典などで斉唱、「うた」は食育活動などで活用していく。

 コンテストは「『おいしい記憶』絵日記/手紙コンテスト」「キッコーマンのうた『おいしいってなあに』で歌っておどろうコンテスト」の2つを実施。親子間の会話にも役立ててもらい、「食に関心を持って大切さを感じて、さらに次世代へ受け継いでもらう」(近藤専務)もの。

 社歌発表会には「キッコーマンのうた」のダンスの振付を行ったパパイヤ鈴木と、人気タレントで今秋の出産を公表した柳楽優弥・豊田エリー夫婦も登場。柳楽が豊田にハート型のハンバーグを“サプライズ”で作ったエピソードを披露し、100人以上集まったメディアの注目を浴びた。

 (吉岡勇樹)

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