食品・酒類23年度決算、収益回復顕著に 値上げ・海外が押し上げ

総合 決算 2024.06.10 12769号 01面
上場食品カテゴリー売上高上位30社の23年度決算と24年度見込み

上場食品カテゴリー売上高上位30社の23年度決算と24年度見込み

上場食品カテゴリー売上高上位31~60社の23年度決算と24年度見込み

上場食品カテゴリー売上高上位31~60社の23年度決算と24年度見込み

上場する食品・酒類メーカーの23年度決算は増収増益での着地が大勢を占め、コスト高やコロナ禍からの回復が顕著となった。国内で値上げが浸透して利益を改善。インフレの進む海外成長が加速して業績が押し上げられた。24年度計画もほとんどの企業が業績拡大を予想するが、売上高31~60位(一覧は電子版掲載)では7社が減益予想。1~30位でも1%台以下の利益予想で低成長を見込む企業が7社あって、止まらない円安、値上げの一巡、国内の純減といった景気不安が間近に迫っている。(吉岡勇樹)

【表】

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