ファンくる・モモちゃんのなるほど外食データ:「辛いもの」トレンドに変化 カレー人気が急上昇

2022.07.04 521号 06面

 前号の記事で「辛いものについての調査」(有効回答者数:ファンくる会員1000人)をご紹介しました。「辛いもの」が好きな人は全体の80%以上で、根強いファンが存在しています。消費者の辛い料理への根強い支持は4年前に実施した同調査から、ほとんど変化はなし。しかし「最も好きな辛いメニュー」については大きな変化が見られました。

 2018年のアンケートでは「担々麺・激辛ラーメン」が1位で26%だったのですが、今年実施したアンケートでは前回4位だった「カレー」が28%で堂々の1位に。この4年でカレーの支持率は11%増え、ファンくるが行った「レトルト食品についての調査」でも最も買われている食品もカレーという結果になっています。

 辛いものの魅力はフリーアンサーで、「味が好きだから」「刺激が好きだから」「食欲が増すから」という回答が得られていますが、「辛いもの」好きのカレーの楽しみ方はバリエーションが広がっているようです。自宅でスパイスカレーを楽しむという人が多く、「ぐるなびデータライブラリ」の調査でも飲食店においてスパイスカレーの取り扱いが急増し、人気メニューとして定着していると発表されています。スープカレーやキーマカレー、ドライカレーなど、さまざまな種類に特化したカレー店も出店されていて、このカレー人気はしばらく続きそうですね。

 ●ファンくる

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