アサダ「冷凍マイルドキムチ」規格＝500g×30/1kg×15　ここがスゴイ！：時間を止め、賞味期限18ヵ月

　●いつもフレッシュ！使いやすい　コロナ、BTSと共に再ブーム

　韓国人気グループBTSがホワイトハウスでバイデン大統領と歓談、と聞いて驚いていたら、ワシントン市が「キムチの日（11月22日）」を記念日に制定したとのニュース。

　「キムチの日」は、本場韓国で2020年に制定されたばかりの記念日。コロナ禍にあって、体に良い発酵食品として注目され、キムジャン（キムチづくり＝ユネスコ人類無形文化遺産）が盛んな11月、キムチに22種類の効能がいわれていることにちなみ、11月22日に定められました。米国でも今、キムチがブーム。カリフォルニア州、バージニア州、ニューヨーク州が既にキムチ・デー認定済みとか。

　キムチブームと聞いて懐かしいのは、「浅漬け」を抑えてキムチが漬物ナンバーワンに躍り出たと聞いたとき。ソウル五輪から10年後の1998年のことでした。さらに、FIFA日韓ワールドカップ（02年）で盛り上がった頃には、生産量はピークの38万t超えに。昨年は20万t余りですが、依然、漬物全体の4分の1を占める王者です（食品需給センター推計値）。

　韓国の家庭でキムチを作るのは1年に1回。昔は壺を土に埋め、今は専用冷蔵庫で低温保管します。でも発酵食品ですから、月日が経つと酸味がきつくなります。地元の人によれば「酸っぱいのもキムチの特色」らしいのですが、日本の外食店で酸っぱいキムチを出したらクレームがありそう。

　そこで登場したのが、アサダの「冷凍マイルドキムチ」です。01年6月の発売。国産白菜を使用して漬け込んで、名前の通り、甘味・うま味・酸味・辛味のバランスがよい“マイルド”な味わいになったところで冷凍。すると、保存料不要で発酵はストップ。解凍するだけで食べ頃のキムチがいつでも、さまざまなメニューに使えます。

　賞味期限18ヵ月なので、白菜の価格変動に左右されない安定価格も魅力です。瞬く間にアサダの人気商品、看板商品になっていったのでした。

　「当時、商品化するかどうか激論がありました。古漬けだけを扱っていた当社にとって、冷凍は全く新しい取り組みだったのです」と浅田康裕社長。「時間を止める」ことが可能になる冷凍のメリットを生かした開発商品。21年前の同社の決断に敬服です。

　●商品概要

　アサダ「冷凍マイルドキムチ」

　規格＝500g×30/1kg×15

　★ここがスゴイ！

　時間を止め、賞味期限18ヵ月