「元祖スタミナ満点らーめん　すず鬼」（東京・三鷹）の「スタ満ソバ」（900円・税込み）／外食レストラン新聞22年5月号より

　外食ビッグデータ分析サービス「Food Data Bank」の調査結果によると、2021年6月以降、スタミナラーメンの人気が上昇している。スタミナラーメンは温冷のどちらもあり、北関東や奈良県などではご当地ラーメンとして昔から親しまれている。甘辛い餡をかけたタイプがポピュラーだが、進化形も広がっており、新しい潮流が生まれている。

　消費者はスタミナラーメンに、どんな魅力を期待しているのか。

　グルメコミュニティーアプリ「SARAH」で、「スタミナラーメン」と同時に上がってくるキーワードを見ると、「ニンニク」の利いた「旨辛」の味わいや「パンチ」を求めており、具材は「チャーシュー」「玉ネギ」「たまご」に注目していることがわかる。

　コロナ禍以降、外食にストレス解消や気分転換を期待する消費者は増えていることからも、ニンニクとパンチのきいたうま辛のスタミナラーメンは今後、さらにニーズが拡大していくのではないだろうか。