新時代に刺さるグルメ 外食ラーメントレンド:創味食品 背徳感ある濃厚白湯スープに注目
●外食に大きな満足感を求める風潮 背徳感ある濃厚白湯スープに注目
創味食品 営業本部 企画課 宮村貴志氏
豚骨や鶏がらを炊き込んだ、クリーミーで白濁したスープがここ数年のトレンドですが、その中でもクセになるような濃厚感、魚介とのWスープといった特徴あるスープを提供するお店に人気が集中しているようです。コロナ禍によるストレスもあり、せっかく外食するなら大きな満足感を得たいという消費者が増えていることが、特別感のある白濁した白湯スープの人気に結びついているのではないでしょうか。外食店のラーメンには、濃厚でガッツリとした背徳感のある味、特徴の際立つ突き抜けたおいしさが今、求められています。
一方で、白湯とは対極といえる、あっさりとした滋味が魅力の貝だしベースのラーメンが最近、注目されています。23年のラーメンのトレンドは、「濃厚な白湯系」と「あっさりとした淡麗系」というニーズの二極化が進み、ラーメン市場はますます盛り上がる、と予測します。
また、私自身が個人的に着目している新しい潮流は、スパイスを使ったスパイスラーメンやカレーラーメンです。昨年来、外食では激辛グルメの人気が再燃しており、ラーメンにも刺激を求める風潮が広がっているようです。白湯、あっさり、スパイス系といった本格感や特徴のあるとがった味わいが、これからのトレンドのキーワードになりそうです。
◎創味食品のイチ押し
「博多豚骨ラーメンスープ」
お湯でうすめるだけでとろり濃厚な口当たり
骨粉入りの豚骨がらスープをベースに、背脂、ニンニクを加えたコクのある味わい。お湯で薄めるだけで、濃厚な豚骨のうま味と背脂の甘味が広がる、とろりとしたスープが完成する。
規格=1kg(常温)
◎TREND POINT
現代の消費者がラーメンに求める、濃厚で本格感のあるスープ。2017年に取得した同社独自の特許製法により、お湯で希釈するだけで店で長時間炊き込んだような豚骨スープのとろりとした口当りに仕上がる。炊き込んだ豚骨のうま味と髄のざらつきが見事に再現されており、外食に大きな満足感を求める消費者の期待に応える本格派の味わい。
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