新時代に刺さるグルメ 外食ラーメントレンド:富士食品工業 「ギルティーグルメ」盛り上がる
●好きな物を好きなだけ 「ギルティーグルメ」が盛り上がる
富士食品工業 営業サポート部 マーケティンググループ課長 江口成俊氏
「ギルティーグルメ」がはやっています。今年春からコロナ感染拡大に伴う規制がなくなり、抑えられていた欲望が一気に弾けたのではないでしょうか。罪悪感・背徳感を感じながらも好きなものを好きなだけ、「ガッツリと食べたい」というニーズが、現在の、そしてこれからのトレンドだと思います。また、ガッツリ系メニューはSNS映えするという理由も大きいと思います。
ラーメンでギルティーといえば、焼豚、ニンニク、背脂の二郎系が王道でしょう。しかし、ラーメンではこのギルティーグルメは確立されておらず、二郎系以外のラーメンがこれから出てくると予想しています。
当社は昨年「鉄人黒」シリーズとして「中華そば チャーシュー増し」「同メンマ増し」を発売しました。「昭和の中華そば」の味を再現したド定番の醤油ラーメンスープですが、「チャーシュー増し」は、焼豚の煮汁風味のしっかりした味とコクがあります。そのため、肉や脂たっぷりのギルティーなトッピングとも親和性が高く、いろいろなラーメンメニューにアレンジが利きます。その特徴を生かして、「昭和の中華そば」だけではなく、このギルティーラーメンへのアレンジを「鉄人黒」でいろいろ仕掛けたいと思っています。
◎富士食品工業のイチ押し
「鉄人黒 中華そば チャーシュー増し」
ド定番だけどアレンジ自在
チャーシューの煮汁をかえしに用い、チャーシューの風味がたっぷり。キャベツを「飯盛満腹亭にんにく葱塩だれ」と背脂で炒めてトッピングすればギルティーラーメンへのアレンジ可能。
規格=1kg(常温)
◎TREND POINT
家庭用でも「ギルティー商品は人気沸騰。ユーチューブなどSNSでも「ギルティーグルメ」は人気カテゴリーだ。ニンニク・背脂たっぷり、シビ辛などいろいろなジャンルの専門店が今後も登場するだろう。定食系の町中華の人気は根強いが、サイドメニューがない、一食完結型の専門店もこれからどんどん出現しそうだ。
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